お父さん 預かります。
小樽の街をフラフラ歩いていると、こんな看板を見つけました。
こちら↓↓↓

いつの時代も、お父さんはショッピングの邪魔者といったところでしょうか・・・(笑)
でも、うまいなーと思います。
このキャッチ。
すごく目を引くし、言わんとすることもしっかり伝わる。
それでいて、ユーザー心理を絶妙についてくる。
ま、この看板が掲げられているお店に連れて行かれるお父さんの切ない心理状況は涙モノですが・・・(笑)
キャッチって、すごく重要です。
一瞬で、お客様の心を掴めるか。
そこで掴めなければ、永遠の別れが待っています。
お父さん預かり所(笑)と同じお店のキャッチで、このようなものもあります。
「七日食べたら、鏡をごらん」
え?7日後どうなるの?!
そんな疑問を抱かせるステキなキャッチ。
ちなみに、7日間、こちらの商品を食べると、健康になったり、キレイになったりするとか・・・。
たった7日で変わるわけないじゃん!と言いたいのに、怖いもの見たさ(?)でついつい手が伸びる。
そして期待を込めて、商品を購入する。
現代人は、毎日忙しいのです。
たった24時間しかない中で、やることはたくさん。
興味の対象もたくさん。
そんな中でも、どうにか自分の商品に注目してもらい、関心を寄せてもらわなきゃいけないのです。
であれば、その忙しい24時間の合間を縫って、どうやったら自分の商品を認識してもらうか、思い出してもらうか、しっかり戦略を練る必要があると思います。
その戦略の中でも、キャッチというのはとても大事だと思います。
お客様との最初の入り口になるから。
キャッチコピーを考えるときのコツはたくさんあるのですが、ベースとなる考えは二つ。
「苦痛」「悩み」を中心に据えるか、「快楽」「欲望」を中心に据えるか。
「お父さん 預かります」の場合、
お父さんがいると、うるさくて買い物できない!
という苦痛や悩みを解消させるアプローチ。
「7日食べたら、鏡をごらん」の場合、
キレイになりたい!健康になりたい!
という快楽や欲望を満たすアプローチ。
ご自身の商品を通じて、お客様はどんな苦痛や悩みから解放されるのか、どんな快楽を得たり、欲望を満たしたりすることができるのか。
リストアップすると、色んなことが見えてきます。
でも、大切なのは、100個以上リストアップすること。
「もうダメ、全然出てこない・・・」
を2、3回超えたときに、本当にいいキャッチが浮かびます。
(・・・この作業は地獄ですけどね・・・・苦笑)
わたしが、モノを売る際に実際に行っている方法の一つをご紹介します。
それは、うまいなーと思うキャッチを100個くらい集めて、そのキャッチの方程式に自分の商品を当てはめてみること。
「お父さん 預かります」で言うと、「●● 預かります」に自分の商品を当てはめる。
自分の商品だったら、何を預かることができるのか。
お客様のモヤモヤした悩み?
将来への不安?
理想の自分とのギャップ?
もちろん、このままではただの模倣ですが、こうやって色んなキャッチに当てはめてみると、イメージの幅が広がります。
なかなか独自のキャッチが思い浮かばないときは、ぜひトライしてみてください。
日頃から、他社のキャッチにアンテナを張り、うまいと思ったらメモする習慣も大事です。
とりあえず100個目指して、頑張ってみてくださいね!
「もう無理~」
から、ブレイクスルーする瞬間は快感ですよ
以上、ご紹介したのは、小樽にある昆布専門店、『利尻屋 みのや』さんで使われているキャッチコピーでした。
『あなたの起業に対するモヤモヤ、すべて預かります』
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すごいインパクト・・・。
ただそれだけでなく、吉川さんが「お父さん預かります」から見えてくるものを考えているところがイイと思います。
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コメント、ありがとうございます!
すごいインパクトですよね。
考えられた方にお会いしてみたいです(笑)
気になってしまって、色々と考えてしまいました。
日常には、ヒントになることがたくさんありますね^^